三島幸原より裾野伊豆島田に至る古道
三島市民でも、昭和後期から平成生まれの若い方は銀杏並木で有名な通称・日大通り(三島裾野線・県道21号線)が昔の甲州街道に繋がる街道と思われている人が多いと思われますが、昔からの古道は現代の三島市幸原の三叉路を西に入り耳石神社と遠成寺の間を抜けて下記図面赤線の通り、現在のエスポット裾野店東に抜ける道でした。
現在は多少道路幅は拡張舗装され車の往来も可能ですが手狭感は否めません。古道という風情は薄くなりましたが、沿道には、かろうじて江戸時代の石仏や墓などが散見されます。
私は、主に伊豆方面の方々が「嘗ては富士登山をするもの必ずこの神社に詣でるを常とした」とされる三島の二宮浅間神社(三島市芝本町6番3号)から裾野の須山浅間神社に至る古道を三島市と裾野市は協力して調査し地元の歴史を後世に伝えて行くべきと提言いたします。 |


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【耳石神社みみいしじんじゃ】
鳥居をくぐり参道を本殿に向かって進むと、行く手を阻むような大木があります。これが神社の御神木・シイの巨木で、和名はスダジイ(イタジイ)、根周り6m、樹高15m、樹齢330年、三島市指定文化財で、天然記念物となっています。
祭神は国狭槌尊(くにのさつちのみこと)。昔から耳の病を治す霊験あらたかな神社として伝えられています。 社殿前に、しめなわのかかった高さ1.2m、周囲2mくらいの耳に似た石があり、耳石は三島七石の1つでもあります。
耳に病気のある人が耳石神社に参詣し、次いでこの石に祈り、全快したときには小石に穴を開け、糸に吊るして奉納する慣わしがあります。
現在、社殿の右の小さなやしろに、石がたくさん吊り下げられています。
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【遠成寺おんじょうじ】
日蓮宗・身延山第27世通心院日境上人が、寛永10年(1633)5月伊豆に巡教のとき、境川のほとり(現、幸原町2丁目)にの法華堂を建て、「釈迦牟尼如来(しゃかむににょらい)のおられるところであり、真心をもって合掌し、信心に励めば幸せが得られる」とし、寺名を大幸山遠成寺(だいこうざんおんじょうじ)としました。
寺には伊豆長八(いずのちょうはち)(入江長八)作と伝わる鏝(こて)絵「天人図」1対が残されています。
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